Round-yesenia Created with Sketch.

Roy Husada

The Socially Awkward Founder

Rival Schools

パジャマ姿でゲームに興じられるご身分のための飽くなき探求

The relentless pursuit of playing video games in pajamas like a boss

日本への移住は計画外だった。何の導きがあったわけでもない。ロイの体の一部は痙攣していた、もちろん良くない意味で。それは岩からレモネードジュースを絞り出すようなもので、ロイは純粋なカルチャーショックを一身に受けようとしていた。

日本での仕事の進め方がこれほど違うとは、誰も予想だにしなかった。人。言葉。階段。先回りして個別包装された小さな濡れナプキン。そのすべてが、彼の想像以上だった。

そんな中、一つのビジョンが彼を動かし続けた。
パジャマ姿でゲームに興じていたい。いいご身分なボスのように。

About Roy

ロイはこの業界には珍しく、社交的なことが苦手だ。それなのに、ときどき思いついたように友だちが欲しいと熱望し、初対面の人にこんな感じ話しかけている。
「そのナプキンは無料ですか?」
「そのもみあげのシルバーグレー、いい感じですね」
「あなたも自分の子供のこと嫌いですか?」

軽井沢の裏路地をあてもなく歩いているとき以外は、コーヒーショップの狭苦しい片隅を何時間も無愛想な表情のまま占領し、濃い目のコーヒーを片手に、今度こそなにか大きなことをやってやろう、と息づかいだけは荒々しく、iPadに何やら落書きをしているのだった。

その結果ともいうべきか、ロイは10年以上にもわたる1ピクセルとの格闘に終止符を打ち、世の中のブランドというブランドすべてのために、革新的なアイディアで人々の心とブランドを結びつけるという仕事に、生涯をかけた情熱をすべて注ぐという大勝負に出たのだ。Rival Schoolsという、およそ会社に似つかわしくない名前の会社とともに、友だちができることも願いながら。